別の記事に書きましたが、私がOpenSeaに最初に出品した時に大きな失敗をしてしまいました。

初めてイーサリアムを利用して、ガス代と言うものが何かもわからずに利用していた私は初期費用を含めて大混乱。
今回はその経験とOpenSeaでの初出品時におけるイーサリアムのガス代の支払いの流れを説明したいと思います。
あくまでも事例としてお見せします。
トランザクション失敗時は自己責任でお願いします。
確実に成功することを保証する内容ではありません。
OpenSeaの初出品費用はいくらになったのか?
ガス代の損失5,261円+1,295円=6,556円 + 成功したガス代16,859円 = 合計23,415円も掛かってしまいました。(当時2021年12月4日のガス代)
ガス代とは仮想通貨であるイーサリアムを送金するときの手数料です。
ガス代は一般的にどのように決まっているのか?
ガス代は一回の取引で数千円から数万円まで簡単に行きます。普通の通貨や日本円を銀行から銀行へ送金するのとは訳が違います。
ブロックチェーンを成立させるためにシステムを稼働させる料金です。
その時その瞬間のイーサリアム取引量によって変化するので、半日後に値段が2倍になっていたりします。
ガス代はGas nowというサイトで相場を確認することができます。
ここまではあくまでイーサリアムの一般的な話で、OpenSeaの初出品における具体的な話をしていきましょう。
OpenSea初出品でのガス代設定(成功例)
最初に結論として成功例からお見せします。
あくまでも事例としてお見せします。
トランザクション失敗時は自己責任でお願いします。
確実に成功することを保証する内容ではありません。

- ガスリミット:そのまま提案された値
- Max priority fee:そのまま提案された値
- Max fee:Gas nowで提案されたFastくらいの金額

ガスリミットに関してはそのまま提案された値を使ってください。詳ししい内容は次の次の節にて説明します。
Max priority feeもそのままの値で良いかと思っていますが、ここは私はそこまで調整しませんでした。
Max feeは提案された値よりも下げることで、少し節約することができます。
ただしこのMax feeを下げるためには注意が必要です。
Max feeは上げれば早く、下げれば遅くなります。しかしそれは順番待ちしている処理に対して、お金を掛けるは掛けるほど優先してもらえる、お金持ち優先システムです。
つまりMax feeを下げすぎるとかなりの時間順番待ちさせられてしまい、他の記事では永遠に終わらなくなる可能性も示唆されていました。
OpenSea初出品にどれくらいの時間がかかったのか?
私は30分かかりました。この時は前節で書いたようにMax feeはGas nowのサイトを参考にFastくらいの価格に設定しました。
また、トランザクション処理中は進捗をMetamaskの画面から確認することができます。
下記は完了画面ですが、処理中であればその進捗も表示されるので、不安なときは確認すると安心です。

OpenSeaの初期ガス代で失敗する時
私が2度支払いを失敗してしまった理由は、ガスリミットの設定を小さくしすぎたからです。

ガスリミットはガスの使用量の上限を設定する方法です。ガスリミットは公式の説明によると一回の取引の時に利用するガス使用量を決めるための方法であり、複雑な取引になるほどより使用量が多くなる仕組みです。
ここでガスリミットを最初から制限しておくことで支払う料金に上限をかけられるようにしているのだと思います。
しかしここで大問題なのは、ガスリミットを超えたガス使用量が必要でエラーが発生した場合、途中まで利用したガス代は返ってこないということです。
中途半端に費用を削減しようとしたばかりに、ガス代を無駄にして、余計に高ついてしまいました。。。
しかし最も適切なガスリミットとガス価格を設定することは至難の技に見えますし、それをユーザ側に委ねる仕組みになっているとは、恐ろしい仕組みですイーサリアム。
最後に重ねてですが、
あくまでも事例としてお見せします。
トランザクション失敗時は自己責任でお願いします。
確実に成功することを保証する内容ではありません。
少しでもお役に立てば幸いです。

