つわり中は体調や食べられるものがコロコロ変わるし、何か食べなきゃいけないのに食べたいものが思いつかないなど、食事の悩みが尽きないですよね。
とにかくなにも食べたくない、なにも見たくない、でもお腹の子のためになにか食べなきゃ…このループが辛い人も多いですよね。
日によって食べられるものもわからないから大変…
そんなあなたに、つわりで食べたいものが思いつかない時や、食べたいものがコロコロ変わってしまうときの対処法などを紹介します。
吐きつわりの時に実際に食べられたものや飲めたものも紹介するので、あなたの参考になれば嬉しいです。
- つわりで食べたいものが思いつかない・コロコロ変わる・食べられるものがわからない時の対処法
- どうしても食べたいものや食べられるものが見つからないときどうするか
- つわり中の食欲不振による赤ちゃんへの影響について
- 食べたいものが思いつかない・コロコロ変わる理由
- つわり中でも食べられるもの・飲めるもの紹介
つわりで食べたいものが思いつかないときの対処法
つわりで食べたいものが思いつかないときに試してほしい対処法を紹介します。
食べたいものがわからないけど何か食べなきゃと思ったら参考にしてみてください。
妊娠前の好物を試す
あれ?なんか食べたいかも?でも食べたいものがわからない…
そんなときは妊娠前に好きだった食べ物を試してみるのがおすすめです。
つわりで食べられそうなものが限られていると、自分の好きだった食べ物すらわからなくなりますよね。
でも珍しくなにか食べたいと思ったときに、よく思い出してみると食べたくなるものが見つかる場合があります。
妊娠中だからといってヘルシーなものじゃなくても、ジャンキーなものやお菓子でもいいので食べられそうなものを探してみましょう。
そして食べられるものが少しずつ増えていくと、つわりが終わりに近づいて希望が持てるのでおすすめです。
妊娠前は食べなかったものを試す
前の項目とは真逆になりますが、妊娠前は嫌いだった食べものを試してみるのもおすすめです。
なぜなら、つわり中には味覚が変わる人が多く、妊娠前は嫌いだったものを好きになる場合があるからです。
酸っぱいものが嫌いだったのにつわり中は美味しく感じた!甘いものが嫌いだったのに妊娠中は止まらなかった…
という味覚の好みが変わったエピソードはよく聞くので、妊娠前に苦手だった味もぜひ試してみてください。
無理やり食べるのではなく、想像したり見たりして「食べたいかも」という感覚があったら試すのがおすすめです。
食べやすくて吐いても楽そうなものを選ぶ
できれば食べたくない…どうせ吐いちゃうし…
特に食べたいものが思いつかないときは、実は何も食べたくないし吐くのが怖いから食べるのが嫌ということもありますよね。
それでも何か食べてみようとチャレンジするなら、ゼリーや麺類など喉越しが良くて食べやすいものがいいです。
つわり中は食べると吐いてしまうことも多いので、喉やメンタル的にダメージの少ないものがおすすめです。
ケーキなど高級なものは吐いたときの罪悪感が凄まじいので、リーズナブルなものにしておくのもメンタルを保つポイントです。
つわりで食べたいものがコロコロ変わるときはどうする?
つわりで食べたいものが日によって変わったり、少し前まで食べれそうだったのにもう食べたくないということもありますよね。
体調や気分がコロコロ変わって食べたいものも定まらないとき、どうしたらいいかまとめました。
タイミングは気にせず食べたくなったら食べる
普段の食事のタイミングとズレていたり、夜遅い時間に食べたくなったりしたら、思い切って食べましょう。
特に吐きつわりなど食欲不信になるタイプのつわり中は、食べたくない時間の方が多いですよね。
なにか食べたいと思える瞬間は貴重なので、時間やカロリーなどは気にせず食べるのがおすすめです。
体調や気分が変わってしまう前に、食べれるかも?と思ったらすぐ食べるのがおすすめです。
すぐに食べられるものを常備しておく
インスタント食品やレトルト食品など、食べたいと思ったときすぐに食べられるものを常備しておくと安心です。
調理しなければいけないものは、キッチンに立っているうちに気持ち悪くなったり、気分が変わったりするので避けたいですね。
ゼリーのようにフタを開けるだけのものや、いちごやトマトなど洗うだけで食べられるものもおすすめです。
今は食べたいものが思いつかなくても、ふとなにか食べたくなったときにすぐに食べられるものがあれば心強いですよね。
何も食べられないままでいると不安も募るので、すぐに食べられるものを常備して食べられるチャンスを逃さないようにしましょう。
つわりでどうしても食べたいものが見つからないときは?
つわりが酷い日やピークの時期は、どうしても食べたいものが見つからないときもありますよね。
そんなときは無理せず食事以外の方法を考えましょう。
サプリに頼ってみる
私がどうしても食べられるものが見つからないとき、実際に使用していたサプリを紹介します。
つわりで食べられない人向けに、産婦人科でサンプルを配っていた「つわびー」を飲んでいました。
つわびーは粉ミルク「すこやか」を販売しているビーンスタークが産婦人科医と一緒に作ったサプリで、ビタミンB6と葉酸が配合されています。
葉酸はお腹の赤ちゃんの発育に重要で、ビタミンB6は不足すると吐き気を引き起こしやすいといわれているのでつわり期にぴったりなサプリですよね。
正直これを飲んでつわりがすごく楽になったというほどの実感はないですが、全く食べれない日のお守りとして心強かったです。
なにも口に入れたくないときでも、粒が小さくて飲みやすいのも工夫されていてありがたかったです。
点滴やビタミン注射
一人目の妊娠中は特に吐きづわりが酷く、5週〜20週までまともに食べられなかったので産婦人科でビタミン注射を受けていました。
私の場合は全く食べられないわけではなく、ムラはあってもおにぎりなど炭水化物が少しは摂れたので入院や点滴の必要はないと医師に言われました。
水分不足やつわりの軽減のためにビタミン注射を打ってもらいに、週に1〜2回産婦人科に通っていました。
注射の後は少しだけ食欲が戻ったり、元気な時間があったのでありがたかったです。
ビタミン注射は食欲と体重が減り続けていたら担当医が提案してくれたので、あなたも産婦人科で相談してみてね。
毎日の状態を自分で観察する
どうしても食べたいものが見つからないときは、落ち着いて自分の状態を観察してみましょう。
お腹が空きすぎると吐き気がする…、お昼は少し調子がいいかも、少しずつ食べてみたら吐かずに済んだ!
など、観察していると自分のつわりの扱い方が少しわかるときがあります。
食べれるものや良いタイミングがうまく見つかることもあるので、なにか法則的なものがないかチェックしてみて下さい。
少しでも理解できると防げることもあるし、家族や周りの人にも説明しやすくなります。
家族や身近な人が理解して協力してくれると、気持ちがかなり救われますよね。
とにかく休む・寝る
何も食べたくなくてとにかく気持ち悪いときは、休んで寝てしまうのが一番良かったです。
特につわりがひどいピークの時は時間が過ぎるのを待つのみ、という時期があったのでひたすら横になっていました。
寝て起きると少し楽になっていたり、空腹を感じれたりすることもあるのであなたも無理せず休んでくださいね。
好きな音楽をかけたりドラマや動画を横になって眺めたりするのも、気が紛れておすすめです。
今あなたはお腹の中で赤ちゃんを育てる大仕事をしてるから!生きてるだけで偉い!
食べたいものや食べられるものがなくて不安…赤ちゃんへの影響は?
妊婦検診で産婦人科医に聞いたところ、妊娠初期は母親の食生活の偏りから赤ちゃんへの影響はほぼないそうです。
なかなか食べられるものが見つからなくて、体重が減り続けていると赤ちゃんへの影響が心配ですよね。
でも初期は食べられるものがなかったら無理せず、水分が摂れているなら大丈夫と言われました。
ただし、体重の減り具合や母体の状態にもよるので、不安があれば通っている産婦人科に電話などで相談するのもおすすめです。
食欲不振や吐き気などが長く続く場合は妊婦検診のたびに伝えて、担当医に相談すると安心です。
食べたいものが思いつかない・コロコロ変わるのはなぜ?
食べたいものが思いつかない・コロコロ変わるのは、単なる甘えなのかな?と不安になることもありますよね。
でもそれは甘えや気分屋だからではなく、妊娠中のホルモンの変化やつわりによる症状なので自分を責めないようにしましょう。
ホルモンのせい
つわりの原因は不明と言われていますが、妊娠中は女性ホルモンの「プロゲステロン」が増加している状態です。
このプロゲステロンが増加すると、体内にガスが溜まりやすくなり食欲減退や胃のモヤモヤ・ムカムカなどを引き起こしてしまいます。
それにより食べたいものが思いつかない「食欲不振」の状態になりやすいのです。
味覚や臭覚が変わるせい
つわりのときはニオイや味の感度が変わるので、食べ物の好みが変わりやすくなります。
日によって体調やメンタルも不安定なので、食べられるものがコロコロ変わる現象が起きやすいです。
特に苦味や渋みを感じやすかったり、匂いに敏感になって苦手なニオイが増えたりするのもつわりの症状の一種です。
つわり中でも食べられるものや飲めるものは?
これは私が酷い吐きつわりだったときに、実際に食べれらたり飲めたりしたものです。
つわり中の症状は個人差が大きいので参考程度にして、もし試せそうなものがあれば試してみてくださいね。
- おにぎり
- 梅干し
- ツナ缶
- 鮭フレーク
- エビ
- トマト
- スイカ
- フルーツ
- マックポテト
- マックシェイク
- ゼリー
- コーン茶
おにぎり(梅干し)
普段はパン派なのにつわり中は食べたくなくて、おにぎりなら食べられた時期があります。
特に、酸っぱい梅干しで小さいおにぎりを作り、少しずつ食べると気持ち悪くならずに済むことも多かったです。
つわり中は酸っぱいものが食べやすい、というのは当てはまっていましたね。
ちなみにそうめんやうどんなどは食べやすそうなイメージなのに、すすると気持ち悪くなってしまい麺類は食べられなかったです。
おにぎりのおかげで少しずつでも炭水化物が摂れたので、つわりが20週まで長引いても入院にならずに済んだのは助かりました。
とにかく少しでも食べれそうなときは一口サイズのおにぎりで空腹を回避していました。
合わないものを食べると吐くけど、空腹になり過ぎても吐く状態だったから空腹は避けてたよ
ツナ缶・鮭フレーク・えび
つわり中は魚と肉のニオイがダメになりほぼ全滅で、タンパク質が摂れずに悩んでいました。
なんとかしてタンパク質を摂りたいと思い、おそるおそる試して食べれたのはこの3つ。
焼き鮭はダメだったけど、瓶に入っている鮭フレークなら食べられました。
おそらく、臭みがほぼないのと塩分がちょうどよく食べやすかったからだと思います。
梅干しの他にもツナマヨや鮭フレークで一口サイズのおにぎりを作って食べていました。
つわりで寝込んでも妊婦検診で栄養不足と診断されなかったのは、ご飯とタンパク質が食べられたからですね。
エビは元々大好きなので色々試してみたら、つわり中も茹でて味のない状態なら食べれて感動しました。
元々大好きだったものなら食べれるかも…?味や匂いが薄い状態から試してみてね
ちなみにマグロが原料のツナ缶は妊婦にとって水銀の影響が気になるので、カツオ由来のツナ缶が安心です。
アイリスオーヤマがコスパ良し!
トマト・スイカ
トマトはつわり中に毎日のように食べて、吐くことも少なかったです。
私の場合つわり中は暑い時期だったので、スイカもよく食べていました。
ただトマトとスイカは、食べた後に食道のあたりに風味が残る感じが少し気持ち悪かったのでダメな人もいるかもしれません。
栄養が豊富で調理もせずそのまま食べれていいことだらけなので、食べられそうならおすすめです。
フルーツ全般
果物はどれもほとんど食べられました。
酵素栄養学では妊婦が酵素を摂ると子どもの体内酵素量が増えると言われているので酵素の多いフルーツはおすすめです。
体内酵素とは、食べ物の消化や代謝などの働きをしてくれるものです。酵素が少ない人は便秘や肥満になりやすいと言われています。
フルーツの中でも酵素が多く、手軽に食べやすいキウイやカットパインを特にたくさん食べていました。
足が攣りやすいなどの悩みがある方は、カリウムが豊富で手軽に食べやすいバナナもおすすめです。
マックポテト・マックシェイク
マックポテトは妊婦の都市伝説かのように、つわり中に食べたくなると言われていますね。
私はピーク時はさすがに食べられませんでしたが、産婦人科でつわり軽減用のビタミン注射を受けて少し元気になったときによく食べたくなりました。
他のポテトも試しましたが、なぜかマックポテトが一番美味しく感じます。
ついでに飲むマックシェイクも、たまに飲むとリフレッシュできてお気に入りでした。
ゼリー
炭水化物やタンパク質系の食べものは食べれない日もありましたが、フルーツ入りゼリーやフルーツ味のゼリー飲料はいつでも美味しかったです。
他のものが食べられないとき何もお腹に入れないよりはマシだろうと、よくゼリーに頼っていました。
ただしブドウ味のゼリーはたまに気持ち悪かったです。
桃・みかん・レモン・グレープフルーツ・マスカット味などは、いつでもどのメーカーのゼリーでも大丈夫でした。
コーン茶
私の場合は水と麦茶がダメで、ノンカフェインのお茶を探してコーン茶に辿り着きました。
コーン茶はカリウム・食物繊維・鉄分が豊富なのでむくみや便秘の解消、貧血予防にもおすすめです。
あったかいほうが飲みやすくておすすめです。
ちなみにルイボスティーも後味がスッキリして美味しく飲めましたが、ポリフェノールが豊富で特に妊娠後期の胎児にはあまり良くないらしく妊娠中は控えていました。
つわりで食べたいものが思いつかない・コロコロ変わるときの対処法まとめ
- 妊娠前の好物や嫌いだったものを試してみる
- 食べやすくて吐くのも楽そうなものを選ぶ
- タイミングや時間は気にせず食べられるときに食べる
- すぐに食べられるものを常備しておく
- サプリや病院、家族や周りの人にも頼る
- 毎日の状態を観察しながら無理せず休む
- 妊娠初期は食生活の偏りから赤ちゃんへの影響はほぼない
食べたいものが思いつかない・コロコロ変わる理由は、ホルモンの変化やつわりのせいなので自分を責めないで過ごしましょう。
あなたが美味しく食べられるものが増えますように!